アスペルガー症候群に希望を与えるスーザン・ボイルの奇跡の歌声をもう一度

スーザン・ボイルが天使の美声とも称される奇跡の歌声で全世界を席巻してから八年が過ぎ去った。もう一度、聴いてみたいと久し振りに感じるのなぜだろう。人生が重なって来ているせいかも知れない、自分自身と。追い風を背中から新しく認め出しているんだ。かつて誰よりも上昇気流に乗って空を自由に羽搏くように素晴らしい生活を掴んでいたはずの前例ならばスーザン・ボイルに注目しないわけには行かなくなる気持ちも本当に確かだろう。

スーザン・ボイルの感動した歌手の才能と人間性



2009年にBritain's Got Talent(ブリテンズ・ゴット・タレント/英国は才能を手に入れた)というイギリスのテレビ番組に出演したのが全ての発端だった。見るからにただのおばさんでしかなかったスーザン・ボイルが余りに余りの飛び抜けたパフォーマンスを示した。聴くや否や感動せざるを得ないほどの奇跡の歌声であれよあれよという間に人々から名前を知られる歌手に変貌を遂げた。

爆発的な仕方だったし、最初の圧巻の映像が天使の歌声ならば純心の誕生もさながらにYouTubeで全世界に広まったところが昔では考えられなかったはずだけど、とにかく凄まじい勢いで人気を得てしまうという現実は情報化社会とソーシャルメディアの時代を象徴しているようだった。

二十一世紀のシンデレラ・ストーリーという趣きもスーザン・ボイルとは切り放し得ないと思うし、そうした他の誰にも及び付かない成功を極端なまでに成し遂げた後では本当に非常に強かったと記憶している。

歌手としてプロデビューするための勝ち抜きのオーディションがBritain's Got Talentで、調べるとFinal Audition/決勝戦では落選して準優勝に終わっていたんだ。実際に聴いてみるとFirst Audition/一回戦が素晴らしく良くて優勝を取り逃がした最後の場面では声の張りや伸びやかさが大きく減っている印象が否めなかった。

本人の談話によると途轍もない緊張感に襲われて普段通りにもはや歌えなくなった気持ちの結果らしい。

驚くのは選曲がどちらも同じで、ミュージカル版のレ・ミゼラブルヴィクトル・ユーゴー)の挿入歌のI Dreamed a Dream(夢やぶれて)だったためにスーザン・ボイルのBritain's Got Talentの一回戦と決勝戦の歌声の違いが物凄く良く分かる。

神が仕組んだのではないか、シンデレラ・ストーリーから振り返ると。

スーザン・ボイルは自分の得意な選曲でBritain's Got Talentの優勝に伸ばし続けた手をついにかけたようだけれども目前に取りはぐったからこそ心だけが残された感じがしてならない。一回戦こそ素晴らしく良かったかぎり、反対に胸を打ち捲る顛末だったはずだ。物事が上手く行ったのが実際ではなくて思いに止まっている状態はそれ自体では有り難く受け留められる崇高な世界なので、最初と最後の選曲が一致していてはっきり触れさせるというのは人間が仕組んだ結果とは考えたくなくなる。

人生にとって希望そのものに他ならないわけだ。スーザン・ボイルはBritain's Got Talentで歌手としてプロデビューと優勝と共に成功するつもりだったにせよ、失敗して却って一つの思いとして《願わしく夢見られた全て》を純化して人々の心に届けたのが最も魅力的な真実だった。満足する暮らしとは何か。感じて瞬く間に呼び覚まされるけど、つまり思いが欠けていては人間はどんなに成功を収めながら衣食住が安泰だとしても苦しまざるを得ないわけだ。さもなければもはや人間ではないのではないだろうか。文学的にいって欲望の塊とは相反する地点、または理性を持った生き方を掛け値なしに指し示しているのがスーザン・ボイルの素顔だったと認める。

才能としては歌手だったけれとも自分らしさに匹敵にする思いこそ天使の美声とも称される奇跡の歌声が生み出され得る所以だった。

スーザン・ボイルは人々の注目を集めるほどに性格や生い立ちも取り沙汰されるようになって児童期から勉強ができないと悩んでいて学校でも良くいじめられていたと分かった。一人ぼっちで好きな歌だけはずっと止めなかったものの四十七歳までどうにもうだつの上がらない生活を続けていたんだ。いうと社会の落伍者に等しいような苦労を強いられていて要するに仕事も結婚も上手く行かなかったらしいけど、それにも拘わらず、Britain's Got Talentから飛んでもないアーティストに生まれ変わったのがやはり凄かった。神憑りの人生に接して再び感動せざるを得ないし、これは美談ながら人間としても非常に興味深い存在だったんだ。

どうしてスーザン・ボイルは死ぬまで幸せを味わえないとも過言ではないほどの境遇に追い込まれていたのかは一つの大きな謎だったけれども近年になって漸く解かれるような兆しが出て来ていたのが僕にとっては相当に気を引かれてしまった。

スーザン・ボイルはアスペルガー症候群を患う


2013年にイギリスのオブザーバー紙/The Gurdianのインタビューで公表された。

ときに人々は誤解する。ときに彼女は鬱憤を抱える。「幾つかの記事で私には脳のダメージがあると聞かされた」、彼女は言葉を繋ぐ前に密かに認める:「何かが違った」。一年前に彼女はスコットランドの専門医へ出向いた。「私はいつも自分に不当なラベルを貼っているのが分かっていた」と彼女は明かす。専門医は彼女の知能指数が平均よりも高いと発見した。そして診断? 「私はアルペルガー症候群を患う」と穏やかにいう。アスペルガー症候群、高機能の形態の自閉症、主に社会的な相互作用や意志疎通の能力に影響を及ぼす。その言葉を口にすると彼女には辻褄が合う。もはや林檎を目にして本当に林檎だと頷くようだ。「それは」、彼女はいう、「安心だ」と。

スーザン・ボイル:私はアスペルガー症候群を患う via The Gurdian(訳出)

知ってみると僕も直ぐに思い起こす、スーザン・ボイルは変わり者だったと。言動が微妙にずれているのではないか。中々、口に出すのは難しいけれどもイメージではおよそ人当たりが薄いせいだったようだ。

アスペルガー症候群は「社会的な相互作用や意志疎通の能力」に難点を抱えるけれども興味や関心の向きが一般的ではないせいで、普段から皆とは言動が微妙にずれると考えられる。

社会では芸術や学問/創造や修練で独自の好奇心/ 集中力から特異な成果を上げる可能性もあるし、スーザン・ボイルは歌が好きで本当に上手く行っているとはいえ、微妙でもずれて人々と気持ちが合わなければ日常生活では生き辛さも大きく膨らんでしまうわけだ。

自閉スペクトラム症としてのアスペルガー症候群


アスペルガー症候群は自閉スペクトラム症の一種とも呼ばれる。脳の阻害された神経/機能上の不具合に基づく発達障害に含まれていて完治しない。日常生活に支障を来すし、日本では障害者として認定される病気にもなっている。

自閉スペクトラム症の一種でもアスペルガー症候群の場合には知的障害はないので、言語や学習に大きな低下はなくて全く同じではないかも知れないけれども高機能自閉症と酷似している。自閉症スペクトラムという脳に由来する発達障害から一連の病状の度合いの流れで捉えれば特に差は見当たらない。

調べるとイギリスではスーザン・ボイルのように「高機能の形態の自閉症」が「アスペルガー症候群」と診断されるのが普通らしい。

どちらも脳のダメージを持っているから健康と長生きに向けて用心深く捉える必要があるのだけは確かだとは覚えておきたい。

個人的に四十七歳で才能が花開いた遅咲きのヒロインだからスーザン・ボイルに自分を重ね合わせながらもう一度と人生で気持ちを盛り上げるつもりだったけれどもさらにアスペルガー症候群だったと新しく知って世の中の同じ患者たちに希望を与える歌手に他ならないと涙ながらにも感じ入った。

現時点で人口の1%程度にアスペルガー症候群が発症しているらしくて社会とそして人々がどのように受け入るべきかも知識がなければ分からないはずだ。障害者にせよ、理解されれば全く自立できない状態ではないし、心理的なストレスから生活がさらに酷くなるとはかぎらない病気だった。よもや触れ合いながら逆に思い遣りが問われているのではないかと神からの申し出のようにも考えてしまう。

スーザン・ボイルの代名詞となったI Dreamed a Dreamを聴きながら全世界を席巻した奇跡の歌声に改めて心を洗われると共にアスペルガー症候群について知識が増やせたのは計らずも日常生活に役立てられるはずだから面白くて嬉しかった。

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